JIBANG DE8356 DMX 4CH 40Aデコーダーが16bit調光対応&フリッカーフリーに

テープライト用のコンバーターとして人気のDE8356が16ビット調光対応&フリッカーフリーモード搭載で新しいバージョンとなりました。
外観はほぼ同一です。もちろん端子の類も一緒。4チャンネルの各10A計40AのDC出力が可能とこれも同じです。
16ビット調光という事でコントロールパネル上に8ビットと16ビットの切り替えが付きました。因みに16ビットというのは通常DMX1チャンネル0-255階調で明るさをコントロールしますが16ビットは2チャンネル、256の2乗で65536階調となります。それだけ繊細でスムーズな調光が可能になります。特にプロ仕様の器具ではこの明るさ(ディマー)が65536である事が多いです。

左が16ビット新バージョンで右が旧8ビットバージョンです。
テープライトは同じもので上が新バージョン16ビット、下が旧バージョン8ビットに接続されています。それぞれ同じスピードで調光していますが上の16ビットがとてもスムーズに調光されているのがわかると思います。下は波形が急ですね。
因みに16ビットで調光されるにはそれなりのコントローラーが必須となり、フェーダーなどではまず無理でしょう。PC-DMXコントローラーとか例えばSUNLITEのESAシリーズなどフェクスチャーで16ビット設定できるソフトウェアの必要があります。また、新バージョンと旧バージョンを一緒には使用しないほうがいいでしょう。仮に8ビットモードにしても調光タイミングが異なってしまいます。同じ8ビットなら同一で使えるようにしてくれればよかったのですけど・・・大陸の会社様はそんな過去にはまったく捕らわれない考えのようです。なので旧バージョンをお使いの場合で追加等した場合はこちらと混合しないようにお願いします。

さて、もう1つ追加された機能をご紹介します。フリッカーフリーモードです。こちらは5Khz,10Khz,20Khz,30Khzの4段階で周波数を設定してカメラフリッカーノイズに対応します。最近のプロ用LED機器はこのように周波数を変更できるものが多くなってきました。カメラのシャッタースピードに合わせてフリッカーノイズが発生しなくなる周波数を切り替えればOK.縞模様が見えなくなります。肉眼ではまったく感じるものではないですけど動画撮影時には絶大です。

詳細はこちら
JIBANG DE8356 DMXデコーダー 4CH×10A DC12-24 40A

アカリセンター鈴木