サンライト Easy Stand Alone(イージースタンドアローン)の使い方とポートスイッチについて③

今回もEasy Stand Aloneです。カラーチェンジなどを自動的に生成するエフェクトやカラーマネージャーの使い方を紹介します。

1.カラーマネージャー

このカラーマネージャーを使用すれば沢山ある灯体でもカラーパレットを用いて簡単に色を決定する事が可能となります。全ての灯体または選択した灯体に摘要可能です。

RGBのマークをクリックします。

今回はGeneric RGBを3台使用しています。先頭の+をクリックすると同じ種類の灯体が展開されますのでカラーを摘要しない灯体番号のチェックを外して下さい。デフォルトでは全てチェック(全部に摘要)になっています。今回は全てに摘要するのでそのままでOKボタンで進みます。

選択ツールを使いカラーを摘要するFixture(灯体)をマウスでドラッグして選択するか
全選択ボタンをクリックして全ての灯体を選択します。選択された灯体は青い点線で囲まれます。後はカラーパレットから選択すればOK。
選択はこのほかに全ての選択解除、選択の反転、またその逆のツールを用いて簡単に選択決定する事ができます。またペンや□、○ツールを使用して沢山の灯体をで絵を描くように選択する事も可能です。
カラーはリアルタイムにフェーダーに反映されえていますので終了は右上の×をクリックするだけで完了。

2.エフェクトマネージャー

FXのアイコンをクリックしてカラーマネージャーと同じく摘要する灯体を選択して進んで下さい。エフェクトマネージャーにはAdvanced effects(拡張エフェクト),color mixing(カラーミキシング),Gradient editor(グラデーションエディタ)の3種類のタブが用意されています。

☆Advanced effects(拡張エフェクト)

RGBそれぞれの出力カーブを変更し点灯を操作します。

まずは使用する各RGBのオン、オフを行ってください。

全てオフの状態。電源アイコンをクリックするとオン、オフの切替ができます。

オシロスコープの画像の右上の小さな矢印をクリックすると波長を選択する事ができます。色々選択して目的の波長を探して下さい。波長の形や時間などはグラフの下にある4つのダイヤルで変更します。ここでもリアルタイムにフェーダーに反映されますのでグラフの波長に合わせてフェーダーが上がったり下がったり変化すると思います。

Phasingは選択された灯体のエフェクト開始をずらす事ができます。これにより全ての灯体で流れるようなエフェクトがかけられるようになります。

☆color mixing(カラーミキシング)

9種類のカラーチェンジパターンから好みのパターンを選んでスピードやカラーなどを変更します。
・Rainbow (虹色のように様々な色がチェンジされます)
・Knight Rider (昔のアメリカのドラマ「ナイトライダー」で登場したクルマのイルミ。左右に反復して点灯します)
・Chaser(チェイサーは右や左指定した方向に複数のドットが流れるような動きで点灯します)
・Random(ランダム 一定のパターンではなくランダムに点灯します。)
・Square wave(右や左指定した方向に1単体が流れるような動きで点灯します)
・Sirus wave(Square waveにディマーをかけて彗星のように流れます)
・Effect1(点灯を繰り返すエフェクト)
・Effect2(徐々に点灯していきそれを消していくエフェクト)
・Effect3(中央から広がって消えるエフェクト)
各それぞれの色数や大きさ、スピードや方向は右側のパレットからダイヤルやボタンを使って変更します。
各灯体の動きを確認するにはが便利です。
(※3台では解りにくいのでここでは試しに8台に増やして表示しています。)

☆Gradient editor(グラデーションエディタ)

カラーバーの適当ば場所でダブルクリックしてアンカーを作ります。そのアンカーをクリックして目的のカラーを選択するとそのカラーまでのグラデーションが作成されます。アンカーは複数いくつでも作成可能です。

エフェクトが決定したらボタンをクリックしてシーンのステップにジェネレートします。
このまま動作を繰り返せば複数のエフェクトをシーンに挿入する事ができます。終了の場合は右上の×をクリックして閉じましょう。これで完了です。

最後に、残念ながらEasy Stand Aloneには完成したシーンのディマーやスピードなどを変更する事が簡単には出来ませんのでシーンを作りなおす必要があります。これについてはマスターディマー、マスタースピードがあってくれたらといつも思わされます。これはEasy Stand Aloneでは出来ない事という事で割り切りましょう。

さて、次回は外部ポートを使用したシーンのスイッチングについて紹介します。

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今回使用した機器:サンライト Easy Stand Alone(イージースタンドアローン)