LED電球の色温度・演色性が同じでも点けた光の色味の感じが異なる話

ハロゲン電球からLED電球へ交換する時に注意することのひとつですが、
色温度が同じでも光の色味が違うのに気づいた人もいるのではないでしょうか。
特にハロゲン電球からLEDハロゲン電球に替えた時に雰囲気が急に変わることがあります。
結構種類があり数値だけを見てもほんとに大差がないので
実際に点けないとわからないことが多々あります。
そんな光の質というものを比較してみました。
 例えば、
漏れ光を特長に持つこの二種類のハロゲン型LED電球。
ハロゲン電球→LED電球への定番品です。

【スペック比較】

外観スペック感想
エアロテック
LSDHG04

明るさ
360ルーメン
演色評価数
Ra80
色温度
2700K
背後への漏れ光を意識して作っているので限りなくハロゲン電球に近い感じはします。
 裏映りする光のムラはエアロテックの方が強いように思います。
中心光の大きさは変わりませんが広範囲を照らしてるのはさすが360ルーメンモデル。
オーデリック
LDR4L-M-E11/D/C

明るさ
250ルーメン
演色評価数
Ra80
色温度
2700K
オーデリックのLDR4L-M-E11/Dは一灯では広がりが弱いので力不足に感じるところはありますが、適所に当てたい場合はこちらの方が向いてますね。
全体で使っても光のムラが少ないためメリハリがついている感じです。
調光器にも対応しているため使い勝手はいいと思います。

【照射比較】

<リビングの壁面に照射した感じ>
左・エアロテック(LSDHG04) 右・オーデリック(LDR4L-M-E11/D/C
ここで疑問なのが同じ色温度2700KRa80(演色評価数)同士なのにこの色味の違い。
同じカメラ設定で同時に撮影しているのですがこうしてみると結構違いますね。理由はわかりませんが実際の目で見ても違いは明らかです。

【対策】

こうなるとスペックが同じでも複数個使うのならば同一メーカー、同一ランプで揃えていた方が安心です。
 LED電球を選ぶときは注意が必要ですね。
 以上、LED電球の色温度・演色性が同じでも点けた光の色味の感じが異なる話、でした。

【本日使ったアイテム一覧】

日本エアロテック LSDHG04 ハロゲン型LEDランプ 4W φ50 E11口金 電球色 中角 30度 
オーデリック LDR4L-M-E11/D/C (258NS) ハロゲン形LED電球 背面ミラー 3.8W 調光器対応 E11口金 電球色 中角 

 

※注意事項
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